7つの習慣の前提知識「インサイド・アウト」。
この「インサイド・アウト」の考え方を持つことで、モノの見方が激変します。
なぜなら、「人のせい」にしなくなるからです。
有名人の中でも、成功している人を思い出してみるとわかります。
フィギュアスケートの羽生結弦さんは、自分の失敗を人のせいにしますか?
秒速で稼ぐ与沢翼さんは、人のせいにしますか?
しませんよね?
人のせいにしないだけでも、人は大きく変われます。人格者になれます。
今回は、「インサイド・アウト」の考え方を持つメリットを解説します。
インサイド・アウトとは「自分から変わること」
7つの習慣を学習する上で、土台となる知識「インサイド・アウト」。
そもそもこれはどういう意味か?
「7つの習慣」の著者、コヴィー博士はこう言っています。
一言で言えば、自分自身の内面から始めるという意味である。内面のもっとも奥深くにあるパラダイム(視点)、人格、動機を見つめることから始めるのである。「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」
まずは自分から始めること。
「自分から変わること」という意味にもなります。
問題が起きた時、人はつい「他人のせい」にしてしまいがちです。
「あいつが悪い」
失敗の責任を、他人にしか求めない人ですね。
でも一見、他人の失敗に見えることも、
「自分が悪かったかもしれない」
と考えることで、失敗の原因を自分にも見出すことができますよね?
この視点を持つことが大切です。
それこそが「インサイド・アウト」の考え方です。
人は基本、物事を見たいように見ている
インサイド・アウトの考え方と一緒に覚えていてほしいのが、「人は、物事を見たいように見ている」ということです。
例えば、この記事を読んでいるあなたも、記事を「見たいように見ています」。
「つまらなければすぐ読むのやめよう」
「参考にならなそうだ」
「自分には関係なさそうだ」
そう思っているかもしれません。
これだって、あなたの見たいように見ているだけで、あなたの偏見です。
つまらないと考えているのであれば、あなたはただの暇つぶしのためにこのブログを見ているかもしれません。あとは、自己啓発には興味のない人なのかもしれません。
「あなた」にとって、つまらないだけなんですね。
でももし、「自己啓発が好きで勉強熱心な人」がこの記事を読んだ場合、
「なるほど、ふむふむ、そういうことなのか」
「こういう考え方があるのか!面白い!」
「ん?これはどういうことだ?もう1回読もう」
となってもおかしくないですよね?
要は、人によってこの記事の捉え方も全然違うということ。
人は、人それぞれの偏見を持っています。
コレ自体は何も悪いことではありません。
ただ「自分は偏見を持っている」という自覚を持っておくことが大切なんです。
これを自覚しておけば、物事の見方が変わりますよ。
ケーススタディ
牛丼屋で隣りに座っていた人が、水をこぼしてしまい、あなたのズボンにかかってしまった場合、あなたならどうしますか?
ただただ感情的に生きている人なら、お前が悪いといわんばかりに、
「気をつけろよ!!」
とキレるだけでしょう。
じゃあ「インサイド・アウト」の考え方があると、どうなるか?
「危ないところに水があったことに気づけなかった自分が悪い」
「一言声をかけてあげるべきだった」
と、自分の非も考えることでしょう。
「インサイド・アウト」の考え方を持っているだけで、こんなにも変わります。あなたはどちらの人でありたいですか?
まとめ:ちょっと意識するだけでいい
「自分から変わる」
この考えを持つだけでも、大きくあなたの振る舞いは変化します。
このインサイド・アウトの考え方を、ちょっとだけ意識してみてください。いきなりすべての出来事にこの考え方を適用することは難しいと思います。
ちょっとだけ意識をして、ちょっとした成功体験を積み重ねてください。
そうすることで、無理なく確実にこの考え方を、頭に染み込ませることができるようになります。
働いている人なら、会社でぜひ試してみてください。
きっと、今まで自分がいかに人のせいにしてきたかを、実感できると思いますよ。